文部科学省特別支援教育調査官田中祐一氏のお話を聞いてきました。
学習指導要領の改訂、合理的配慮について学んできました。
今回特に考えさせられたことは子ども自身が自分の困難さを自分で言葉に表し必要な助けを求められるようになるように支援するということでした。とりわけ社会に出てから合理的配慮を必要とし、それを求めるためには自分から発信する必要があるからです。子どもたちが自分の良いところ、困難さを双方に対して自己理解を進められるよう支援方法を今後も考えていきたいと思いました。
また、合理的配慮については教科書を拡大したものを用意するスリットの使用、声を出して発表することが困難な場合紙やホワイトボードの利用、国語の文章中で他者の感情を理解するのが困難な場合、生徒が身近に感じられる文章を取り上げること、行動の描写や会話文に含まれている気持ちがわかる文章の中のキーワードを示したり、心情の変化を矢印などで視覚的に分かるように示すこと、地図の読み取りのために拡大する、社会的事象に興味関心が持てない場合は社会の営みと身近な生活がつながっていることを実感できるよう具体的体験や作業などを取り入ることなどの実際的な方法を見出すことができました。なびこでの学習支援に活かしていきたいです。