ネット依存とデジタルデトックス

ネットゲーム依存の状態がWHO世界保健機関の国際疾病分類に今年から盛り込まれる方針だという報道が先月なされていた。ゲームをする衝動が止められない、ゲームを最優先する 、個人や家族、社会、学習、仕事などに重大な問題が生じる と言った症状とのこと。診断に必要な期間は最低12ヶ月とされているものの、幼少期は進行が早いとして、より短い期間でも依存症とみなす方針だそうだ。
インターネットゲームだけではなく、インターネットそのものがなくてはならない存在になっていると同時に、〝流行病〟にもなっている と子供達の話を聞いていても実感する。
スティーブ・ジョブズが自分の子供達にiPad やiPhoneの利用を厳しく制限し、face to faceの会話を大切にしていたというのも有名な話である。
なびこでも子供達に正しいインターネットの使い方を伝えたいと考え、利用中にインターネットの使用は控えるように伝えている。〝デジタルデトックス〟を大人も子供も目指したい。本当に必要な事のためにインターネットを利用するなら、インターネットに利用されることを避けられると思う。
最後に、お勧めしている〝デジタルデトックス〟方法を2つご紹介したい。
1.インターネットを使う時間を徐々に減らす。タイマーなどを用いて、インターネットに接続できる時間に決まった制限を決めてその時間を守る。学校の宿題や家の手伝いなどより大切なことを優先させ、上手な時間の使い方を覚える練習にもなる。
2.代わりになる活動を用意する。家族や友達と楽しく過ごせる時間があれば、インターネットの世界にどっぷりと浸かることはないはず‥‥なびこでは、親戚が集まっているような和気あいあいとした会話の輪がいつもあることを目指している。顔を合わせた会話の楽しさを経験することで、家でも徐々にそうできる
ことを願っている。